長野カブツーリング~長野縦断編~
こんにちは、最近どこもかしこも雨で出かけ辛い毎日です。
豪雨で九州の方はとんでもないことになってるし、本州も山の方は土砂崩れで道が通行止めになるばっかりです。
私の身近なところでいうと国道41号線が崩壊したのは衝撃でした。
あの道が無いと下呂や高山に行くためにとんでもなく遠回りしなければなりません。
名古屋~富山を結ぶ大動脈的な道なのでものすごい勢いで工事されていたようで、崩壊から3日後ぐらいに復旧したのを聞いたときは現代技術の本気を見た気がしました。
さて、前回の記事の冒頭で社会的に瀕死の状態と書きましたが、なんとか蘇生できそうです。
8月3日から某所で働くことになりました。実に1年2ヶ月の無職期間でした。
てことで余生を過ごすために3日まで遊び尽くしてやろうと考えました。
そこで考えたのが長野方面に行くこと。目的は野沢温泉まで行くことだけど天気も悪いのでどうなるかも分からないような旅をしようと思います。避暑も兼ねてね。
荷物はこんな感じ
一通りの野営セット・最低限の炊事用具・工具・着替えなど・・
というわけで出発です
7月22日(出発)
午前中は採用されたところの書類などを全部そろえたりしたので出発は13時頃。
正午を回ってしまったので予定としては松本市あたりまでいければ合格です。
ルートは国道19号線をひたすら北上
せっかくなので美ヶ原や霧ヶ峰を経由したかったけど生憎の天気のため断念。
霧ヶ峰とかこの時期いっても名前そのものになってるでしょ()
時刻は19時頃
写真が無いので松本市まで一気にワープ
まずは野営地を決めて寝場所を確保したあと、現在地がゆるキャンで有名な高ボッチ高原に近いことが分かったので向かってみることに。
天気は盛大に曇ってて期待はしていませんでしたがこれが悪い方向に予想外だった。
濃霧過ぎて何も見えん()
高原っていうぐらいだから途中の道も綺麗なものかと思ったらミミズが這ったような道で鹿とかイタチがいるし日が沈んでヘッドライト以外の部分は真っ暗。
最終的に待っていたのがこれだったので初見にして高ボッチにボコボコにされた。
もう笑いが止まらんかったぜ。
まぁ、これはこれで非日常的で楽しかったからいいような気もしますが・・
大人しく山を下っていった途中、霧の下まで抜けたところでの眺めの方が断然良かった。
今度は快晴の日に来てみたいなぁ…高ボッチ。
そしたらし○リンみたいにスープパスタやるんや。
お風呂は近くに良いところが無かったので入らず。
まぁ次の日には野沢温泉に入れてるハズなので・・
7月23日(2日目)
高ボッチ高原の麓にある広場からスタート
さっそく雨が降って参ってます。
少し小雨になってきたかな?と思ったところで出発。
19号線に戻ってさらに北上。
今回のツーリングは「長野を満喫する」っていう自由気ままな旅なので特に何も考えずに走っていましたが、通り過ぎるのももったいないので安曇野にある大王わさび農場でわさびソフトを食べていくよ。
時刻は10時30分
雨のせいかコロナのせいかまたは両方か、駐車場はあまり人がいなくバイクも1台も無し。
連休らしからぬ空き様ですが、自分はこれを狙って来ています。
雨の日って降水確率70%とかでも実際現地に行くと降ってなかったりすることが割とあるので・・
人はこんな感じでちらほら居る程度です。
こういう時期なので少しでも人が多そうなところは避けてはやいとこわさびソフトを食べましょう。
350円→300円になってたのが嬉しい。
味は・・おいしいけど、自分はこういうわさび味のものより白いソフトに直接わさびがのってるやつの方が好きかな?
伊豆の天城越えの道の駅にあります。
わさび農場を出ようとしたら・・
蜂が引っ付いてたのでしばらく一緒に走ってましたw
気付けば居なくなってた。
時刻は12時
安曇野を抜けて長野市へ。
途中で雨が降ってきたので道の駅信州新町で雨宿り。
バイクの駐輪スペースが無く、屋根も無い道の駅なんですがカブの場合は少し違います。
その小ささと軽さを使って隣接する空小屋の屋根のわずかなスペースに停めて雨を凌げます。写真を見ると地面の手前が濡れてるのが分かると思います!
これもカブの恩恵ですわ!
しばらく休憩して出発。
道の駅から10分ぐらい走った場所に面白いものがあるんですよね~
それが、コレ!
!?
道を走ってるといきなり、ごくごく自然に置いてあるので何も知らない人は一瞬ゴミの放置かと思ってもおかしくないでしょう。
これは塩生乙温泉
いわゆる野湯とか垂れ流し温泉などの部類で、変態な温泉マニアがよく訪れるそうです。バスタブが2つあって片方が枯れてますがもう片方はきちんとした温泉?
触ってみると水みたいに冷たかったので連日の雨のせいかと思ってましたが通年冷たいようで、鉱泉と呼ぶみたいです。
それでも硫黄の匂いが漂って湯の色も白くて本格的な温泉です。
湯花に混じってボウフラみたいなのが浮いてましたがw
虫たちからしたらこの鉱泉は栄養素たっぷりの人間でいうプロテインみたいなものなのでしょうね・・
ネットで調べると浸かっている人の写真が出てきますが、湯というより水って感じなので夏の暑い日ぐらいしか入れないみたいです。
何となくもったいない気もしますが、加熱すれば普通に温泉としてやっていけそう。
塩生乙温泉を出発して長野市街をさらに北上。
この辺りまでくるとついに「野沢菜」や「おやき」を売りにしてる店が並んできます。
時刻は15時
こんな半端な時間にお腹が空いてきたので道の駅ふるさと豊田で休憩。
着いてまず思ったのは「ここめちゃくちゃ雰囲気いいな」
高速道路のインター近くだったりするんですが、静かで落ち着いてる。
道の駅の裏にはこんな風景が、素晴らしいですよね。
もう今日は疲れたしここでテント張って寝て~~とか思いました。
が、まだ時間があるので進んでいきます。
遅めの昼食は野沢菜塩ラーメン
野沢菜が入ったラーメンにこの地域らしさが出ています。味もあっさり系で食べやすくておいしかったです。
道の駅を出発してさらに進んでいくと次に待っている町は飯山市。
飯山市といえば日本一周11日目で私がここ雰囲気良いな~と言っていた場所。
またここに来れるなんて感無量であります。
飯山市は展望台や標高の高い山の上から見ると本当に良い景色です。
ここに観光に来られる方はぜひ高い場所から飯山の景色を見てみてください、他じゃなかなか無いと思います。
次行くときは展望台なんかを探すツーリングがしたいな。
前回日本一周のときにこの町をみたとき「絶対また来てここを探索しやる」と思ったのでその通りにしばらく飯山市をふらふらします。
すごく趣のある神社。晴れた日だったら地元の人に許可を得てこういうところで寝てみたい・・
さて、時刻は18時30分
今晩寝る場所が決まったので次は風呂です。
寝場所から10分ぐらい走ったら野沢温泉なのでそこまで向かいます。
ついに来ました、懐かしの野沢温泉。ここまで再び来れるとは思っていませんでした。
ここには日本一周のときに物凄くお世話になった方が居ます。
その方に会いたいけど何も連絡してないしコロナという状況なので会うのはまずいかと思って躊躇していましたが、ひとまず風呂に入るために懐かしの地に足を踏み入れます。
去年野沢温泉で何があったかは日本一周11日目を見てください。1分もあれば読めます。
連休中の野沢温泉は駐車場に誰もいなくて閑散としてました。やはり今来るのはまずかったか?と思いつつ外湯の一つである中尾の湯に行きます。
13ある外湯の中でも一番大きな外湯です。
早速入ると先客が3名ほど。相変わらずやけどしそうなぐらい熱い温泉ですが徐々に体を慣らしていきます。
いざ入浴!といっても熱すぎて3分も入れないです。入っては出てを繰り返していく内に体が温まってきます。
体の芯から温まるってのはこういうことなんだなぁって。
その後寝床に戻ってこの日は終了!晩飯はコンビニのカレーメシ!
7月24日
この日は「長野カブツーリング~野沢温泉編~」で詳しく書いていきます。
日本一周での恩人と再開し、楽しい一日を過ごすことができました。
7月25日(最終日)
お世話になった恩人の家を出発して帰路になります。
本当はここから群馬や埼玉でヤマノススメの聖地巡礼をしようと思っていたんですが月曜日には名古屋に居なければいけないのと、天気が酷そうなので大人しく長野を南下していくことに。
今まで来た道を戻っていく途中、中野市にとんでもない垂れ流し温泉があるのでそこに寄りました。
ここは延徳温泉。道路の脇を入っていったところにある工場の裏にポツンとあります。
浴槽がグロかったりこれもまた入る人を選びますが横のブラシで苔を落としていきます。
触ってみると温かくていい温度です。多分36℃ぐらい?
犬の散歩に来たおばあちゃんにこの風呂の話を聞いてみるとたまに人が入ってるみたいで、外国の方が多いみたいです。
あー、確かに外国人こういうの好きそうw
私はすごく入りたかったんですけど、雨がポツポツ降ってきたのでやめときました。
非常に残念。
ここを出発した後は近くにあるスーパーで昼ごはん。
けっこう食べごたえあったのにお買い得すぎた。夕方になると半額になったりするんですかね・・?
その後、ひたすら走って走って走りまくって19号線に戻り、道の駅木曽福島へ。
即落ち2コマ
期間限定とか復活とかそういうのに弱いんですわあ・・
何やかんやでここまで小雨程度で済んだのですが、岐阜の瑞浪あたりから雨が一気に強くなってきてこれまでの気遣いが水の泡になりました。
そして19時頃帰宅。久々の長旅は疲れました!
そしてカブの燃費が鬼すぎてビビります。
ガソリン代が全然掛からなかったり、野沢温泉の外湯に入ってたりしてたおかげで今回の旅は約6000円ぐらいの出費になりました。
楽しいのに経済的過ぎる。
こういう気楽さもカブに乗りたくなる理由な気がします。
次は野沢温泉編を書きますので、それではまた!