日本一周まとめ

令和元年5月22日から11月2日の165日間を掛けて行った日本一周の総まとめをしていこうと思います。

ルート・費用・衣食住のなどこれから長旅や日本一周する人向けにも書いていくのでぜひ参考にしてください。

ルート

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名古屋→福井から日本海側に出て途中宮城・福島へ寄り道→新潟に戻り北上、青森県大間→函館に上陸(6月11日)、函館から時計回りで北海道を一周して函館→青森市へ。(7月11日)北海道へは1ヶ月滞在。

青森ねぶた祭りまでの半月間、東北の福島まで内陸部を探索

ねぶた祭り終了後太平洋側を下って名古屋へ一度帰宅。

それから西日本開始

関西から四国→山陽→九州→沖縄→鹿児島に戻って熊本→福岡→佐賀→長崎

本州へ戻ったら日本海側を通って帰宅。

 

東日本と西日本まとめで使ったルートの地図をそのまま繋げただけなので名古屋辺りがぐちゃぐちゃなのは申し訳ないです・・

走行距離

23986.7km

日本一周のテーマが「道」で一つの県を海岸線から内陸部までぐるぐるしていたので距離はけっこう伸びたかも。

海岸線を一周するぐらいなら12000km程で終わるらしいのでその倍になった。

整備

 5000km毎のオイル交換とタイヤ交換のみ

交換回数はオイルが5回、タイヤは1回

途中立ちゴケでハンドルが曲がったけど応急処置で交換はせず。クラッチもレバーとラチェットなどがあれば自分で交換。

 

衣食住

 ワークマンの冷感インナー×3・ジーンズ×1・靴下×3・パンツ×3・タオル×2・体洗うやつ×1・洗濯ネット×1

普通の靴下は生地が薄くて登山靴と相性最悪なのでモンベルで登山用の靴下を購入。

靴はモンベルのテナヤブーツ

衛生用品

シャンプーとボディーソープはほとんどの風呂屋に取り付けられているのであまり多くは使わなかったかな?今思うとこれでも荷物は多い方だと思う。

左上の小鋏やピンセットはケースでかさばるし、ひげ剃りのクリームも使い切りの小さい袋なんかに入っていると理想かも。無駄な物はとことん小さくしていく真のミニマリストを目指していくスタイル

 

それと写真にはないけど洗剤

たったこれだけの衣類をランドリーで洗濯するのはお金が勿体ないので洗濯は手洗いしていた。

やり方は洗濯物を袋に入れて水と洗剤を少し入れてゆすぐ。

多少擦ったりしながら洗うと水がすぐ黒くなるので、それを流してまた水をいれてゆすぐ。

水が綺麗になって服が臭くなかったらOK

あとは水を絞ってクリップなどでバイクにくくりつけながら走れば夏だとすぐ乾く。

洗濯する場所はキャンプ場の水場や公園の水道、道の駅のトイレでもやったりするよ

衣類は速乾性だとなお良し、乾きにくい服や靴下はランドリーの乾燥機でも100円じゃ乾かないことが多く、追加すると時間もお金も取られるので旅と相性は悪いかも。

 

大事なのは洗濯を毎日やること。2日分も服が溜まると手洗いじゃ丁寧に洗えないしバイクに干しても乾かない。そうなった時の為に3日分の服を用意するけど悪天候などで服が全滅したときは最悪。大人しくランドリーを使うか天気が回復したら1日分だけでも洗って次の日に着て、さらに1日分を干せば取り返しがつく。

ランドリーを使うときはせっかくなので3日分の衣類やジーンズ、ヘルメットの内装や寝袋も全て洗っていた。

洗っている間はレインコートや海水パンツを代用

 

クッカー・バーナー・ガス・ポリ袋・トイレットペーパー・アルコール液・米・軽量カップ・アルミホイル・卵ケース・めんつゆ・フライパン・橋や調味料入れ

だったけど…こんなにもいらん!

フライパンを使う時はアルミホイルも使うんだけど結局西日本では1回ぐらいしか使わかなったし、卵ケースも最初は便利だと思ったけど要らないかな・・?

途中で卵が破裂して中の荷物が臭くなったし(;^ω^)

調味料入れもごちゃごちゃしてる割に全然使わなかった!なので・・

 これにパスタを追加すれば十分!調味料はコンパクトな容器に少し入れて持っていくのが一番良いかな?

パスタや米は常備しておいてスーパーで具やおかずを買うのが無難。乾燥野菜は常備しておいても良いかもしれない。

東日本編ではやらなかったアルコール+トイレットペーパーの組み合わせ

これは最高だった、アルコール液をもっと少なくすれば場所も取らない。

ポリ袋は水場やトイレが無い場所で野宿するときには事前に汲んでおきたいので必要。

キッチンバサミは肉や野菜をザクザクと切っていく。包丁もあってもいいかな・・?

 

フライパンを持っていくなら半端な大きさのものではなく軽くて大きな物が理想かも。

半端なものだと食べ物が全然炒めれないので面倒になって次第に使わなくなった。

 

東日本編では3食きちんと食べるようにしていたり、観光地でお腹が空いた時はピーナツなどを食べて空腹を誤魔化していたけど西日本編では朝ごはんを食べなかったり、携帯食を持つことすらなかった。

昼ごはんがその日の最初の食事だったりするけどそれが携帯食だと流石に物足りないし食べたいグルメも無い、そんな時は道の駅で売られている弁当を食べるようになった。

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日本一周143日目より

安く地元の名物を食べれるし味付けが家庭的なので外食やインスタントばっかり食べていると、こういう食べ物が恋しくなってくる。

この時食べたさば飯が凄く美味しくてそれ以降は道の駅の弁当を積極的に食べるようになった。

 マット以外は全てシートバックに収納、容量が27Lなので寝袋とテントを入れれば一杯になるけど隙間に小物を押し込んでた。

日焼け止めや爪切りはサイドのポケットで歯ブラシや虫除けスプレーはボトルケースに入れて使っていた。

最低限の荷物しか入らないけどそのおかげでテントサイトまで離れているキャンプ場でも楽に運搬することができた。

 撤収時もこれだけで済むので一度でバイクに運ぶことができた。

長旅だといかに早く設営・撤収を終わらせるかがその日どれだけ動けるかになってくる。

テント関連は東日本編とあまり変わってないのでこれぐらいかな?

寝床

ネットカフェ(快活CLUB)

旅中の寝床で一番環境の良い寝床、ある程度個人スペースでPCが触れてドリンク類も飲み放題、完全個室やシャワー無料の店があったりで安いし至れり尽くせり。

市街地で夜を越す時やGoproの容量が一杯になったときなどに使用。

夜間8時間コースだと通常より安く済むけど20時~翌4時までの適用なのが難しい。

20時に入店するとしてもそれまでどう時間を潰すか、その時間に入っても4時には会計して出発しなければならないのでその後どこも開いてないし大変。

6時から無料モーニングが食べれるようになるので朝食も済ませたいなら22時半以降の入店じゃないと厳しいけどそれまでどう時間を潰すか。

入店してもバックアップ作業で忙しかったりネットしたりで結局睡眠時間が4時間ぐらいになってしまうことも割とあった。ブログの更新まで残ってる日にはもう終わり

12時間コースにすれば何も考える必要はないので旅の後半になると8時間コースは諦めて12時間で安定してた。

キャンプ場

旅中の寝床で一番お世話担った場所。有料キャンプ場は5回ぐらいしか使ってなくほとんど無料。チェックイン・アウトが無いフリーな所ならいつまでも寝れるしテント内は個室空間なので気を使わずのんびりできる。スーパーや風呂屋が近いならなお最高

ただ、休日は人混みでうるさい輩と同席する可能性が高いのでお盆などの連休中は使わずにネットカフェか野宿でやり過ごしていた。

野宿

人気のない公園・駐車場・海岸沿い・道の駅などなど色々な場所があるけど一番良いのは「人が来ない所」

一番怖いのは動物でも幽霊でもなく人 道の駅は多少人が居るから安心したりするけどアイドリングで暖や涼をとる車が居たりエンジン音がうるさくて寝れないことがあった。

日が沈みかけても野宿地が見つからないときは地元の人に聞いたりすると安心して寝れるし穴場を発見できたりする。

最初の方は勘で探していたけど途中からグーグルマップで調べるようになったり、「公園」で検索したりすると簡単に見つかったりする。とりあえずトイレと水があれば一晩過ごすことはできるけど駐車場だったりコンクリートの上で寝るとあまり疲れがとれない。それと長いこと居座るわけにはいかないので朝早起きしてささっと撤収しなければいけないのが結構辛い。

山の方だと朝露でテントが濡れてしまうので東屋などの屋根がある場所で寝るのがいいかも。

人の家

 旅していると元旅人だったり旅人を応援してくれる人が自宅に泊めてくれたりすることがたまーーにある。あと知り合いの家だったり。

自分は日本一周中に7人の方に泊めてもらった。毎日が野宿生活なので家という空間が新鮮に感じてきて屋根があったり風呂やトイレにすぐ入れることが凄く有り難く思えてくる。そして布団で寝れること。色々な話もできるし疲れを癒やすことができる。超レア現象なのでありがたく満喫していた。

風呂

 「いつ誰に会ってもいいように清潔にしておく」というのは旅に出る前から決めていた。風呂に入らなかった最長記録は3日ぐらい 正直1日でも風呂を抜いたら体がベトベトして気持ち良く観光できなかった。

お風呂の検索はゆる~とを使って調べていた。健康ランドから銭湯まで色んなタイプの風呂を料金も合わせて表示してくれるのでかなり便利

料金は地域によって様々で大体500~700円だけど安いと300円ぐらいの場所が密集していたりするし高いと900、1000円はするので本当にその地域次第。

最初は毎日入っていたけど北海道では無料の露天風呂に入って済ませたり、キャンプ場で完ソロだとホース付きの水道で身体を流したりもしていた。

西日本からは「温泉博士」を使用

指定された店でその雑誌を見せるとそこの風呂が無料になるという旅人にはありがたい雑誌。

定価620円なので一回使えば元が取れてオススメ

ただ、その日寝る場所の近くに温泉博士が使える風呂屋があることは少ないのである程度狙って行かないと使うのはなかなか難しいけど、自分は14時頃お風呂に入ってしまえば次の日はあまり違和感が無いので道中あれば寄っていた。

温泉博士を中心に動いている旅人も居るので温泉巡りも良い・・!

 

沖縄は浴槽に入る文化が無くて日帰り温泉はどこも1000円超え・・

仕方がないので海水浴場のシャワー室だったりで身体を流していた。

困ったこと

こればっかりはどうしようも無いけど雨の日は危ないし何しても楽しくないから風呂屋や図書館などで時間を潰すのが一番

日中はそれでいいけど野宿するなら場所が限られてくるのでうまく見つけないといけないのが大変

道の駅の屋根のあるスペースや休憩室、公園の東屋や道路の橋の下、バス停などに避難するか大人しくネットカフェに行くのが良いかもしれない。

屋根のある場所でも段差が無いとテントまで浸水してきたり、橋の下だと川が増水して流されたら人生終了するので注意が必要。

ただ、人が少ないので公園なんかだと多少遅くまでテントを張れたりすることができるかもしれない。

日が沈んだ後の寝床探し

かなり絶望的 真っ暗で何も見えないのでどこが自分にとって寝やすそうなのかも分からないしグーグルマップでそれらしき場所を見つけても暗くてイマイチ分かりづらい。

こういうときはネットカフェに入るか道の駅があればそこで寝るのが無難かもしれない。

次の日睡眠不足で運転して事故に遭ったら最悪なのでいっそのことホテルでもあればそこに避難するのが吉。

そうなる前に明るい内に寝床を探しておきたいところ。

立ちゴケ

多分合計で8回ぐらい倒した()

そのほとんどが左でしかもスタンドを立てている時に起きたこと。荷物が重くてバイクのバランスがかなり重かったんだなと…

西日本編から装備を軽くした後もあまり変わらず、ちょっとスタンド側に傾斜になっているとすぐに倒れるし、強風で倒れたこともある。

レバー類は折れた時のために必ず予備は持っておいたほうがいいのと、折れたり曲がったりしたレバーが使えるなら捨てずにさらに予備に持っておくと良い。

外国人に話しかけられる

日本は旅しやすい国なので外国人の旅人も多く、日本一周23日目にキャンプ場で会った自転車で世界一周している台湾の人に話しかけられた時、自分は英語が全然できなかったのでまともに会話ができなかった。

けどスマホで通訳して何とか意思疎通ができたけど、あの時ほど英語を勉強しておけばよかったと思った日はなかった。

紛失

今回の旅で色々なものを無くしてきた。

Gopro・モバイルバッテリー・靴下などなど 被害総額は3万ぐらいいってそう・・

機材が壊れたり落としたりするのはかなり痛手で、無くしてから凄く後悔する。

費用

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675,012円

節約するところは節約して出すべきところは出してたらこんな感じになった・・

165日で67万ってかなり安く仕上げてる気がする(´`)平均すると一日4000円程度、一日3000円で済ませるって決めていたけど整備代だったりフェリーのお金もあるので妥当だと思う。

最初の方はその目標が無く、一日7000円近く使う日もあったり。

250ccでもこれなので原付二種とかだともっと安上がりに済ませれそう。

バイパスは走ったけど高速道路はほとんど走ること無かったので自分は125ccでも良かったかなと思ったりするけど、やっぱり好きなバイクで行くのが一番。

 

以上、日本一周のまとめでした~。